塗料販売店での取材時のこと、「この前、お客さん(塗装業者)から『名前を使わせてもらえないか』と相談があった」という話題が出た。詳しく聞くと、戸建て塗替え工事の営業をする際、その塗料販売店から材料を購入しているということを、施主に対する営業トークで使いたいというのだ▲別の塗料販売店の社長の話。隣人が家を塗り替えるとき、業者選びの決定打となったのが、その塗料販売店と取引があると知ったからだという。「隣の家の○○さんの会社と付き合いがある業者なら信頼できる」という着想だ▲最近は悪徳リフォームが社会的に大きな問題となっており、一般生活者にとって業者に対する"安心""信頼性"が一層重要視されている。業者のHP情報を鵜呑みにするのはリスクがあるし、そもそもネット情報は過多で"見抜く力"が求められる▲こうした状況において、長く地域に根付いて事業を行っている塗料販売店の存在はことのほか大きい。日々の生活をする上で、塗料販売店と関わることは稀であるかもしれないが、社会における潜在的な信頼性は侮れないはずだ▲販売業としてはBtoBの側面が強いものの、塗装という領域で考えると社会との関わりは非常に幅広い。その価値を高めることは、信用性が重要視される社会にとって大きな意味を持つ(T)

