2018.11.07(水)さいたまスーパーアリーナ

お久しぶりです。的場です。今回も塗料・塗装とは全く関係のない内容です。いつも通りです。

香港の歌神こと張學友(ジャッキー・チュン)のコンサートに行ってきました。日本でのコンサートは2007年6月17日の東京国際フォーラム以来です。その時も私は参加してまして、このコラムでも感想を書いています。

今回はさいたまスーパーアリーナという大きめの会場で、平日のしかも都心から遠くはないけどそれなりに距離のある会場なのはなぜ?と思っていたのですが、コンサートを見て納得しました。香港コロシアムなどでやってるコンサートのセット(センターステージ)をそのまま持ってくるためだったようです。中華圏のアーティストが日本でコンサートをやるときはだいたい日本仕様のコンパクトなものが多いのですが、學友さんはたった1日の公演のためにセットもスタッフもダンサーもオーケストラもバンドもホーンセクションも全部持ってきてくれました。ほんとにすごいことです!歌神と呼ばれているくらいだから歌だけでも全然満足させられるのに、A CLASSIC TOURの204回目の公演として日本に来てくれたんです!ありがたいことです!

そのセンターステージが素晴らしかった!!何がどうなっているのか分からないくらいすごかったです。學友さんも見たいしスクリーンも見たいしダンサーも見たいしセットも見たいし照明も見たいし、目が10個ほしい!と思いました。學友さんの周りを星がくるくるする演出、あれ何ですか!すごいですね!!衣装チェンジもすごく多くて、それもあっという間に着替えて出てくるから、3時間の公演ほとんど出ずっぱりでした。なんて元気な57歳だ!踊っても歌が乱れることもなく、ステージから全方位に気を配り、いろんなジャンルの曲を次々に歌っていきます。見ているこっちが忙しくて把握しきれないわ!と思うくらいでした。

2007年に見た時も、ほんとに歌神様という称号がピッタリだなーと思ったのですが、年月が経って更に歌の魅力が増しているように思いました。渋さが増したというか深みが出たというか。本人も「年齢を重ねてますます歌への情熱が増しています」と言っていたので、芸歴34年の大ベテランとなった今も素晴らしいステージを追求してるんだろうなぁと思いました。スタイルもすごく良くて、出てきたときに歌よりも「スタイル良すぎ!」ってびっくりするくらい足も長いしシュッとしてます。若い時よりも今の方が断然かっこいい感じがします。

過去の日本公演でもそうだったのですが、MCを全部日本語でやるんです。丸暗記で。今回はスクリーンにMCの日本語字幕と中国語字幕が出ていました。ほとんどの観客は日本語の分かる中国人なのですが、それでも中国語字幕を入れてくれる行き届きっぷりです。ときどき學友さんが接続詞を忘れたり言うことが詰まったりすると観客がMCを大合唱して學友さんに教えるという謎のターンもありましたw 丸暗記のはずなのですが、ところどころアドリブを入れていて、それがまた心がこもった言葉になるんですよねぇ。學友さんの人柄とキャリアによるものですねぇ。

あと學友さんといえば最近話題のこちら。學友さんのコンサートで警察が逃亡犯をめっちゃ捕まえてるという話。捕まる危険を冒しても見に行きたいと思わせる人気っぷりがうかがえますw

私は自分の好きなアーティストがどんな性格でもいいしプライベートもどうでもいいと思っているファンですが、ステージではどうしてもその人柄は出ますよねぇ。學友さんもとてもチャーミングで、そりゃ長年愛されるわと思いました。次はいつ日本に来れるか分からないみたいなことを言っていたと思いますが、「お元気で!」と言われたのでできるだけ元気で次のコンサートを待ちたいと思います。

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さいたまスーパーアリーナはフレキシブルな会場ですね。それにも感動しました。

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チケット。写真の部分をもぎ取られてしまう悲しみ。

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CDも買いました。