友達に誘われて「トプカプ宮殿の至宝展」に行ってきた。どれもきらびやかで素晴らしいのだけど、宝石の量がすごすぎて最終的にすべて偽物に見えてきた。水晶の上から金をかぶせて更に宝石をちりばめた薔薇水入れとか、でっかいエメラルドとルビーのついたギラギラのターバン飾りとか、宝石の使い方がもったいない。どうせなら時価を書いていてくれれば分かりやすいのに。そんなわけでメインの展示物にはそんなに惹かれなかったけど、チェスの駒はシンプルで良かった。唯一正しい宝石の使い方をしていたと思う。

しかしいつの時代も権力者とか金持ちの好みは一緒だなー。キンキラキン具合が権力の象徴なんだろうけど、ちょっと悪趣味(←失礼)。そしてどんな時代でも女子は可愛いものが好きなんだなぁと改めて思った。化粧道具入れとか王子・王女用の服とかは乙女心満載で、今でも十分使えそうなほど可愛かった。時代や文化は変わっても人間はそんなに変わらないのねぇ。