★10月23日(火)香港映画祭オープニングセレモニー&『鐵三角』
レッドカーペットは出遅れたのでほとんど見えず。しかしオープニングセレモニーは一般席の一番前だったので肉眼でがっつり鑑賞。ツイ・ハーク監督、リンゴ・ラム監督、ジョニー・トー監督、ルイス・クー、ニコラス・ツェー、ジェイシー・チェン、ショーン・ユーと豪華な7人がゲスト。ただただ感動。全員仲良しみたいでキャッキャはしゃいでいた。
『鐵三角』はツイ監督(起)→ラム監督(承)→トー監督(転結)のリレー形式で作った作品。誰がどこまで撮ったかはっきりとは分からなかったけど、トー監督が結局全部持ってったなーって感じ。展開が速くてついていくのがやっとだったけど面白かった。また見たい~。

★10月24日(水)『マッド探偵』
マッドだった。ラウ・チンワンが人の心に住む“鬼”が見えるという元警察官役でそのマッドっぷりがステキ。相棒のアンディ・オンもアクションなしでしかも善人役は初めて見たけどよかった。『鐵三角』のジョニー・トーの作品。数人がぐちゃぐちゃ絡んでいく感じがトーさんらしい。“鬼”の設定が面白かった。最後は残酷だけど人間ってそういうもんよねと納得。

★10月24日(水)『男兒本色』
オープニングセレモニーのゲスト、ニコ、ジェイシー、ショーンが主演。特にジェイシーがよかった~。やっぱりまだどうしてもお父さん(ジャッキー・チェン)の影を感じてしまうけど、そのうちそんなに言われなくなると思う。育ちの良さがにじみ出てるなぁ。そして悪役のウー・ジンとアンディ・オンがものすごくかっこよかった!本物のアクションは違うなぁとホレボレ。ベニー・チャン監督はアクションもすごいけど、悪役の非情ぶりにいつもゾッとする。でも最後救いを残しているから後味は悪くない。ストーリーとしてはよくある話だけど、エンターテインメントに徹していて2時間超でもあきさせない。この監督は天才だな。

こんな感じで忙しかった。ただ映画祭で4本しか観れなかったのは残念。今年は会社員にとって厳しいスケジュールだったな。しかし全部面白かったので満足。11月に東京フィルメックスと中国映画祭があるのでそっちも大いに期待。