関東塗料工業組合は5月16日、上野精養軒で創立60周年記念祝賀会を開催した。通常総会後に行われた祝賀会には組合員、松本賞の受賞者など約70名が参加した。冒頭に今総会で就任した新理事長の篠原幸治氏(江戸川合成社長=写真)が登壇した。

篠原氏は「創立60周年を迎え、歴史の重さを感じています。振り返れば、当時20代の終わりに他業界から入った私を組合の皆様が温かく迎えて下さり、委員会活動、各種懇親会を介し、多くのことを学ばせて頂き、いつしか心の拠り所となっていました。素人の私がここまでやってこられたのも組合のおかげと言って過言ではありません。本日、理事長の責務を担うことになった私としてはこの組合を皆様の心の拠り所にしたいと思っています。また塗料業界としても解決しなければならない課題が山積しています。そのため会員企業の皆様に役立つ、かつ心の拠り所になるような組合を目指し、微力ながら頑張っていきたいと思います」と述べ、祝宴に移った。

同組合は、昭和40年に中小の塗料製造業者が中心となり設立された商工組合。現在、1都10県を対象に46社が加盟している。今回60周年を記念し、記念誌の発行及び会員企業に記念品が贈られた。