日本塗料工業会は2019年度の高日射反射率塗料の出荷量推移をまとめた。全出荷量は、昨年度比2.8%増の1万5,363トンと統計開始以来初の1万5,000トン台超えとなった。

内訳を見ると、建築用が0.2%減の1万4,546トンとなった一方で、道路用は227.5%増の758.3トンと大幅に伸長。暑さ対策として東京オリンピックのマラソンコースに遮熱舗装が採用されたことを受け、一気に需要が押し上がったものと見られる。