TOPPANホールディングスは、木目に対する感性を定量評価するシステム「MOKUMETRIX」(モクメトリクス)を開発した。1月14日から建築デザイナーや商品開発のマーケターに向け販売を開始した。

同システムは、建築物や家具、什器などに展開する木目柄の化粧シートを製造販売するノウハウを生かし、2,000パターン以上の木目柄画像をAIに学習。加えて木目柄が人に与える感性評価を推定するアルゴリズムを開発。感性評価の学習のため3万件以上のデータを収集し、高精度な定量評価システムを実現した。

これまで木目柄化粧シートは、設計者やデザイナーの主観によって選定されていたが、ターゲットや用途の拡大に伴い、より深い専門性が求められている課題がある。

同社としては、システムの活用により部位に適したシート選定の効率化に寄与するとの期待がある。