エスケー化研は水性厚膜型特殊合成樹脂系塗床材「SKスペシャルフロアー」、水性ウレタン樹脂系塗り床材「水性アーキフロアーU」を塗り床市場での注力製品に据える。厳しい環境下で耐えられる高い塗膜性能から、食品工場などを中心に採用実績を増やしている。

「SKスペシャルフロアー」は耐摩耗性、耐衝撃性に優れる強靭な塗膜を形成。また、耐熱水性、耐薬品性に優れており、臭いも少ない。カビや細菌などに対し抵抗性があり、長期に衛生的な環境を維持する。これらの特長が特に食品工場や厨房の需要とマッチし採用実績を積み重ねている。「塗り床も含めた建築塗料全般の市況は新型コロナウイルスの影響もあり、昨年と比較して減少しているが、当品は引き合いが高い看板商品」(担当者)と位置づけ、拡販に注力している。

その他「水性アーキフロアーU」も水性塗装システムで使いやすく、安全性が高いことから、食品工場で採用が増えている製品。従来のアクリル系やエポキシ系の塗り床材と比べ、耐変退色性(黄変)が高く速乾性に優れているため、工期の短縮にもつながるなどの特長で需要が高まっている。

同社では数年前からホームページをリニューアルし、Web上での訴求力を強化。それが、コロナ禍で営業活動がしにくい状況でも同社の存在感を高めている。問い合わせも増加しており、新規顧客に結びつく案件も増えている。同社では更に内容の充実を図り、ホームページでの訴求力を高めていく方針。