アトミクスは、屋根及び屋上防水の塗り替え時のブリード対策が可能な水性プライマー「アトム水性ブリード防止プライマー」を発売した。溶剤系に劣らない性能で屋根・防水材のブリード対策が行え、オール水性化を実現する。
近年、屋根や防水の塗り替えにおいても環境意識の高まりや周辺への影響の少なさから、低臭気で安全性に配慮した水性製品の採用が進んでいる。ただ、ブリード発生への懸念から、プライマーに関しては依然として溶剤型が主流になっている。
今回発売した「アトム水性ブリード防止プライマー」は、水性でありながら塗り替え時のブリード対策に有効なのがセールスポイント。上塗りに同社製品を選択することで、全工程水性材料での施工を行えるようになった。
同品は、溶剤型ブリード防止プライマーに匹敵する性能があり、瀝青質屋根用塗料や可塑剤を含んだ防水材の塗り替えで起こるベタツキによる汚れの付着が発生しにくい。瀝青質塗料は同系統の材料の塗り替えが強いられていたが、同社の水性塗料アクアルーフやアトレーヌ水性防水材の塗り替えが可能になったことで全工程水性仕様を実現、施工中の臭気やVOCなど環境への影響を抑えられる。
また、ウレタン塗膜防水はもちろん、既存の防水層が塩ビシートかゴムシートか、屋根の瀝青質塗料が架橋型か非架橋型かを問わず使用でき、下地の判断がつかないときの対応力も高めた。
適合する上塗り塗料は、防水に関しては同社の「アトレーヌ水性防水材」、屋根に関しては「アクアルーフ」。荷姿は14kgセット(主剤7kg、硬化剤7kg、冬用添加剤420g)及び3kgセット(主剤1.5kg、硬化剤1.5kg、冬用添加剤90g)となっている。
HOME建築物 / インフラアトミクス、ブリード防止水性プライマー発売