関西ペイントは9月中旬から労働安全衛生法、有機溶剤中毒予防規則非該当の自動車補修用塗装システム「オール水性 有機則フリーシステム」の販売を開始した。

同システムはベースからプラサフ、クリヤーまで有規則対象となる有機溶剤含有率5%以下を達成。人体への影響や臭気が大幅に低減でき、作業環境の改善に寄与する。

同社では2015年から水性ベースコート「レタンWBエコEV」を発売。その後も同品のバージョンアップを重ねてきた。今回新たに「レタンWBエコEV プラサフ」「同クリヤー」として「レタンWBエコシリーズ」に組み込むことでオール水性化を実現。同システムは既に3月に開発成功が発表され、今夏の発売を予定していた。労安法、有機則フリーの環境配慮型システムの上市で更なるシェアアップを狙う。

ラインアップは「レタンWBエコEVプラサフベース」(容量:1kg)、「同硬化剤」(0.1kg)、「レタンWBエコEVクリヤーベース」(3.6kg)、「同硬化剤」(1.8kg)、「同ボカシ用添加剤」(0.9kg)。