関西ペイントは内閣府が行う「災害の備え」コラボレーション事業の賛同企業に選定された。防災関連製品として感染予防を施した組み立て式段ボール製品の普及活動を行っている。

同社は独自に開発した漆喰塗料を塗布し感染予防を施した組み立て式段ボール製品を、防災関連製品として市場に展開している。漆喰塗料には、消臭機能や調湿機能がある他、付着したウイルスを5分で99.9%低減する機能が認められている。また、段ボール製のため、軽量で持ち運びしやすく組み立ても簡単で、災害時すぐに使用することができる。

現在、有事の際の避難生活の安全や衛生面の向上のため、個人・企業・自治体に対して、同製品の備蓄に関する普及活動を進めている。具体的には、石狩市と災害時物資供給に関する協定を締結するなど、各地域で防災や災害に対する取り組みを今後更に進めていく予定としている。

今回選定された内閣府の「災害の備え」コラボレーション事業とは、関東大震災から100年の節目を迎える2023年を「巨大災害に対する国全体の備えを一層強化する機会」と捉え、防災意識の向上、特に自助に係る意識の向上などの実現を目指している。