先週末、3年ぶりに開催された東京の工業塗装団体の賀詞交歓会に出席した。久しぶりに顔を合わせる方々も多いようで、各テーブルでは近況を話す様子が見られていた▲今年はコロナ禍でストップしていた賀詞交歓会を再開する団体が見られた。その数自体はまだ少ないものの、業界活動でも日常が確実に戻ってきていると感じる。私事で言うと、この3年間、リモートのみで会っていた方と初めて対面することができ、不思議な感じを味わった▲活動を再開する会がある一方で、コロナ禍で解散してしまった会もある。愛知、岐阜、三重の中部地区の製販装の各団体が一堂に会する新年行事として定着していた中部塗料塗装賀詞交歓会だ。工業、汎用といった分野の枠を越えて業界関係者300名以上が参集する会は他にはなく、改めて非常に貴重な機会であったと思う。各所から解散を惜しむ声が聞かれる▲毎年参加させてもらっていた身として振り返ると、この会に向かう新幹線で新年開始の"仕事スイッチ"が自然と入っていたと感じる。会の解散は非常に残念だが、あれだけの会を取りまとめていた事務局の労に感謝するとともに、各団体の新たな形を楽しみにしたい▲コロナ禍を経て、以前に戻るモノと新たな形に変わるモノ。そんな動静がはっきりする年になるだろう(T)