日本ペイントの発注システム「GOOD JOBシステム」はこのほど、ニューマネジメントシステム(本社・東京都足立区、社長・青木文雄氏)の塗料販売店向け販売管理システム「スーパー塗料」とのデータ連携を可能にした。これにより「スーパー塗料」を導入する塗料販売店は、顧客からの受注とメーカー発注の一元化が可能となり、受発注業務の効率に寄与する。

「GOOD JOBシステム」は日本ペイントが昨年10月にリリースした塗装ユーザー向けオンライン塗料発注システム。塗装ユーザーは、取引販売店の登録を経た上で発注履歴の確認ができ、場所や時間の制約なく、パソコンやモバイル端末から発注を行える。
ただ現状、塗料販売店側では「GOOD JOBシステム」から得られた受注情報を転記し、自社の販管システムに入力する必要があるため、利便性に課題を残していた。
そこで着目したのが、ニューマネジメントシステムの塗料販売管理システム「スーパー塗料」との連携。塗料販売店の導入400拠点以上と塗料販売店向け販管システムでトップシェアの「スーパー塗料」に「GOOD JOBシステム」との連携機能を実装することで利用拡大につながると判断した。別途、機能実装(有償)が必要になるが、「スーパー塗料」を導入する販売店は、受注から在庫対応及び発注までの一元管理が可能になるため、日本ペイント以外の製品も「GOOD JOBシステム」に登録し、電話、FAXに次ぐ新たな受注チャンネルとして活用を積極化することが期待される。

ニューマネジメントシステム取締役の青木哲平氏は「人材不足の観点からも受発注業務の効率化は避けられない課題。各EDIシステムとの連携は今後も増えていくと見ている」とコメント。販管システムとの連携が製販装にまたがるEDI(電子受発注)を進めるか、注目される。