今年12月5日から7日までの3日間、幕張メッセで「第1回高機能塗料展(コーティングジャパン)」が開催される。当日はフィルム、プラスチック、セラミックス、金属、接着・接合と併催した「高機能素材Week2018」として、全体で6万5,000人の来場を見込む。11日には出展社向けの説明会が行われ、200名以上が参加。主催者のリードエグジビションジャパン(以下リード)が集客方法などについて説明した。

今展の事務局長を務める土屋勝利氏は、出展成果を出すためのポイントについて解説。「立ち話だけで商談が成立する場合は極めて稀なケース」と商談スペースの確保の重要性を指摘した。

出展規模は、5月に大阪で開催された関西高機能素材Weekの出展企業320社を大きく上回る940社が出展する予定。高機能塗料展の出展企業数は113社(9月21日時点)。関西高機能塗料では出展を見送った塗料メーカーの出展も多く、一大業界イベントとしての様相を強めている。

またセミナープログラムでは、日本ペイントホールディングスの田堂哲志社長が「グローバル塗料業界の動向と弊社の活動」と題して基調講演を行う他、板通の板橋信行社長が「中小企業の海外戦略」と題した講演を行う。主なセミナープログラムは下記の通り。

◇セミナープログラム:12月5日(水):「グローバル塗料業界の動向と弊社の活動」(日本ペイントホールディングス 代表取締役社長・田堂哲志氏)△「塗装工程における排気リサイクルによる省エネ取り組み」(アイシン精機 PE・環境推進部ARプラントエンジニアリンググループグループマネージャー・大橋徳生氏)◇12月6日(木):「日本ペイントにおける高機能塗料開発」(日本ペイントホールディングス 執行役員R&D本部長・小畑裕作氏)△「飛びたて世界へ~中小企業の海外戦略~」(板通 代表取締役社長・板橋信行氏)△「未来の工場、未来の塗装」(ABB ロボティクス&モーション事業本部ロボティクス事業部事業部長・中島秀一郎氏)◇12月7日(金):「塗装可視化へのチャレンジ~SPring-8放射光による塗装過程可視化~」(ダイハツ工業・ユニット生技部設備開発室課長・神澤啓彰氏)