日本塗装工業会は7月3・4日の両日、沖縄県・那覇地域職業訓練センターにおいて「トップリーダー育成研修2025」を開催した。会員事業所の経営基盤向上や人材育成を目的に継続開催しているもので、若手の経営者や経営幹部、営業担当、現場代理人など将来の幹部候補者が全国から集まり、研鑽。沖縄県での初開催となる今回は参加者も40名に達し、活況を呈した研修会となった。
研修は、互いを尊重しながら納得のいく結論を導くコミュニケーション手法「アサーション」を最初に学び、初対面者同士が深い議論を交わせる研修から開始。
これを受け、「自社をよりよくするために何を考え、どうすべきか」をテーマにグループ討議。模擬会社を結成して役職や担当を決め、見積書の作成や減価償却・法人税、化学物質のリスクアセスメント、キャッシュフローと決算書作成、人材育成に関わるコンピテンシーなど会社経営に関わる重要な項目について、学び、意見を交わした。
2日目の最後には、「研修を通じて得た気づき・今後の活動への活かし方」を討議し、参加者全員が意気込みを発表、充実した研修を終えた。その後、受講者全員に修了証が授与されるとともに、リーダーシップや協調性において優秀と認められた森岡恋さん(大阪府支部・竹延)に最優秀賞が、立石竜基さん(東京支部・絆立興業)に優秀賞が授与された。
なお、1日目の研修後に行われたレセプションは、ビーチサイドのBBQ広場で実施。沖縄県支部の協力でエイサー隊も登場し、参加者全員で踊るなど得難い経験もした。
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