大阪ガスケミカルは7月1日、建材用カビ止め下地処理剤「ヴィタバイオ カビ止め剤X-2」を発売した。屋内外の多様な建材に適用できるカビ止め剤として普及拡大を図る。

同品は、カビや藻を根本から除去し、建材の内側からの増殖、再発を防ぐのが特長。高圧洗浄や清掃で除去しきれず塗装や壁紙の内側から増殖するカビを根本から除去することができる。配合したイソチアゾリン系の有効成分が微生物であるたんぱく質の合成を阻害しカビ(黒カビ、青カビ、赤カビ、煤カビ)・藻の増殖を抑制する。

適応素材は、サイディング、モルタルコンクリート、瓦、石膏ボード、ケイカル板、木材、リシン、レンガ、金属などアルコールの影響を受けない屋内外の建材。乾燥時間は約1分と塗布後すぐに塗装などの仕上げ材を施工することができる。水洗いを不要にした点も特長だ。なお下地処理剤のため、同品の単独使用は不可。漂白効果は有していないという。

同社は、住宅建材のカビ・藻の予防、再発抑制に寄与するとして新築、改修の両面で採用を訴求する方針。容量は14L、3.5Lを揃える。