大日本塗料の地際・基部腐食対策塗装システム「ポールダンサーシステム」が国土交通省の「新たな道路照明に関する技術」公募にて、塗料としては唯一認定された。

国土交通省は、経済性の向上、照明施設の安全性向上、メンテナンスの効率化などに役立つ新たな道路照明に関する技術公募を実施。技術検証を行い有望と評価された技術については、今後積極的に活用及び導入する手続きを官民両者で進めていくとしている。

今回、有望技術として評価されたポールダンサーシステムは、橋脚や標識といった金属ポールの地際・基部における腐食対策として開発された。

道路照明では、腐食・損傷による灯具落下や支柱倒壊などの安全面の課題や、メンテナンスにおける人的リソース不足といった課題が挙げられる。

ポールダンサーシステムは最短1日での施工や湿潤面・錆面への塗装適性、ひび割れ追従性といった高い施工性を備え、支柱基礎部の腐食抑制や耐久性の向上に寄与する。これらの性能が認められ、今回の技術検証では経済性の向上、照明施設の安全性向上、応用・展開可能性において、高い評価を得た。

同社は今回の有望技術への選定を弾みにポールダンサーシステムの市場導入を積極的に推進していく。