アトミクスは1月24~26日に東京ビッグサイトで開かれた「ネプコンジャパン」に出展、帯電防止床塗料シリーズをアピールした。同展示会は、エレクトロニクス産業向けのアジア最大級の展示会で、同社はこのうちの「電子部品・材料EXPO」に出展。半導体など電子部品の品質管理に向け、帯電防止床塗料の有効性をアピールした。

電子材料や精密部品などの製造現場で問題になるのが静電気の発生。人や物の移動、摩擦によって発生する静電気は、精密部品の破壊、異物付着、機械・設備の誤動作などのトラブルを引き起こし、品質管理に影響を与える。
その対策として湿度管理や帯電防止作業着の着用、イオナイザーの設置などが行われているが、工場全体のように広い範囲の帯電防止を図るには帯電防止床塗料の施工が有効とし、同塗料シリーズをアピールした。

「フロアトップアクア フォルティス帯電防止仕様」は、品質不良予防が簡易的に求められる床に適し、従業員によるセルフメンテナンスも可能な塗料。溶剤系エポキシ樹脂塗料の「ノンスタテックスXP Ⅱ」は、各製造現場に絞り込んだ設定ができ、電子部品業界に最適な床を提供するとしてアピール。また、超耐久性・衝撃性が求められる床には、水性硬質ウレタン樹脂系の「フロアガードU 導電G・導電F」を提案。

同社出展ブースの担当者は、「床に塗る塗料で帯電防止対策ができることに改めて目を向けてもらい、認知を広げていきたい。半導体を筆頭に電子部品の生産はますます増えることから有望な市場。帯電防止床塗料で現場の困ったを解決する」とアピールした。