神奈川県塗装協会小田原支部の青年部(五十嵐貴久部長・アシスト)は昨年12月8日、南足柄市の大雄山最乗寺において塗装ボランティアを行った。多くの参拝客で賑わう初詣を前に、最乗寺のシンボルでもある巨大な高下駄をきれいに塗装した。
同青年部は、塗装協会会員の後継者や青年経営者育成の一環として組織された団体。毎年、年に1回のペースで県内各地の施設で塗装ボランティアを行っており、昨年は小田原城址公園の学橋の欄干を塗り直した。
今回は、天狗伝説が残る最乗寺において、その天狗の履物といわれる巨大な高下駄を塗装でメンテナンス。重さ千貫(3.8トン)、高さ約2メートルの世界一の巨大下駄は迫力満点。下駄は二つ揃えて履くため夫婦円満に通じると言われ、「和合下駄」と名付けられた巨大下駄は参拝客の人気のスポットだ。
今回は、鉄製のこの高下駄を塗装でメンテナンス。側面はそれほどでもないものの、雨の当たる天場は所々塗膜が剥がれ、錆も浮き出し劣化が進んでいる。そうした状態の下地を丁寧にケレンし、錆止めを入れて上塗り塗装。高下駄のシンボルカラーの朱色に塗り上げ、人気スポットのシンボルを塗装で手入れした。
HOME建築物 / インフラ天狗の高下駄 塗装できれいに