関西ペイントは、住宅市場向け建築用塗料の主力ブランド「アレスダイナミックシリーズ」に、屋根用下塗り用塗料の弱溶剤形1液スレート屋根用含浸強化エポキシシーラー「アレスダイナミックルーフ1液エポシーラー」と、水性1液スレート屋根用カチオンシーラー「アレスダイナミックルーフ1液カチオンシーラー」の2製品を追加し、4月7日より販売を始めた。

「アレスダイナミックルーフ1液エポシーラー」は、表層が脆く吸い込みが大きい新生瓦などのスレート屋根材の塗り替えに適している。1液で使い勝手が良く、エポキシ樹脂が劣化した下地層内に深く浸透し、脆弱層を固化する。超高耐候性無機有機ハイブリッド屋根用塗料上塗りの「ラグゼMUKIルーフマイルド」との組み合わせで、屋根の耐久性と美観の実現を提案する。

一方、「アレスダイナミックルーフ1液カチオンシーラー」は、劣化が進行した新生瓦などのスレート屋根材の塗り替え用水性下塗りとして設定。

1液で使い勝手が良く、特殊ナノカチオン樹脂が劣化した下地層に浸透し、脆弱層を固化。水性1液高耐候性ハルスハイリッチシリコン樹脂屋根用塗料「アレスダイナミックルーフアクア」との組み合わせで、完全水系1液の塗り替え工法が可能となる。

併せて、従来塗り替えが難しかった洋風コンクリート瓦の塗り替え工法を展開する。
これまでスラリー層のある洋風コンクリート瓦の塗り替えは、スラリー層の脆弱部から剥離することが懸念されていたが、技術力を持つ製品(アレスダイナミックシーラーマイルド 透明)と、適切な下地処理により、脆弱なスラリー層を強固に補強することで従来の懸念を解消した。

これにより、「これまでアレスダイナミックシリーズに対して寄せられていた、新生瓦・洋風コンクリート瓦などの素材を問わないシリーズ品適用が可能となった」として販売展開を推進していく。