一昨年に下塗りの「アレスダイナミックフィラー」、昨年上塗りの「同ダイナミックTOP」を上市した全天候型塗料「アレスダイナミックシリーズ」が好調だ。

シリコン系塗料の上位品としての競争力に加え、「高湿度環境や湿潤下地などそれまで施工を躊躇していたような場面においても安心して塗装できるとの認識がユーザー様に定着、販売を後押ししている。他の商品を共食いすることなくダイナミックシリーズ単体で純増しており、予想以上に立ち上がりが速い」(担当者)と手応え十分。「高湿度、湿潤面対応だけに限らず、分かりやすい特長、魅力の伝わりやすい塗料を開発してシリーズに加えていく予定で、建築塗装の各用途をワンストップで賄える花形ブランドに育てていく」と気合が入る。

一方、戸建て改修など町場の塗装需要を中心とした施工店ネットワーク「リフォームサミット」は参画者が724社を数えるまでに拡大、活動が熱を帯びてきた。

メーカー→施工店→施主といった「B to B to C」の流れの中で塗装工事をいかに魅力的に仕立てられるか、定期的な研修会や同社と参画者の双方向コミュニケーションによってブラッシュアップされ、リフォームサミットならではの塗装サービスが構築されつつある。同社特有のインテリアコーディネーターのネットワーク(PXI)とリフォームサミットメンバーとのコ・ワーク(協働)など新たな次元の塗装サービス構築へ向けた動きが始まっている。