4月、戸建て住宅塗り替え向けに「ルミステージXV」を市場投入した。従来品を超える耐候性を武器に塗り替えに要するトータルコストを低減できるとして需要増を狙う。

同品は促進性耐候性試験6,000時間でも光沢保持率80%を保持し長期間美観を維持できる。また、採用するフッ素樹脂「ルミフロン」はフッ素モノマーとビニルエーテルの交互配列により紫外線のアタックを防ぎ、20年以上の耐久性を実現する。今回、新製品の投入を機に同社は、塗膜保証もこれまでの10年から5年延長し、15年(淡彩色)に変更した。

同社が展開する戸建て塗り替え事業「メイクUPショップシステム」は、施工前診断、工事内容、使用した塗料の色、ロット番号や使用量などをAGC旭硝子、同社、メイクupショップ(施工会社)で管理する製装一貫システム。工事終了後は塗装診断書を作成し、定期点検に用いることで長期にわたり住宅の寿命を保持する。この徹底管理された工事が塗膜保証を担保している。「まずは、管理面での安心感、更にそこから著名物件の実績や高い耐候性を施主にアピールすることで、提案に説得力が出る」(担当者)と提案方法を説明。メイクupショップの底上げを図り、成約率アップにつなげていきたい考え。