江戸川合成は、水性タイヤ用塗料「アクアリコート」を発売した。タイヤのリユースに貢献する塗料として積極販売していく。

日本自動車タイヤ協会によれば、日本国内における2020年の使用済みタイヤのリサイクル率は97%と高い水準となっている。トラックやバスといった産業車両用タイヤの再利用も加速。そのリサイクル方法としてタイヤの路面と接する部分(トレッド)のゴム部分表面を削り、その上に新しいゴムを貼り付け再利用する「リトレッド」やトレッド部分の溝面に改めて溝を刻むリグルーブなどがある。

それに合わせタイヤのサイドウォールもきれいにしたいという需要に対応したのが「アクアリコート」。同品はゴム素材に対する密着性が高く、再生タイヤのサイドウォールを新品同様の黒味の深いつや消しの質感に仕上げることができる。水性塗料にすることで環境と作業者に配慮した。

同社は「当製品を使用したタイヤのリユースは廃棄ゴムの数量削減を促進し、環境サステナビリティの面からSDGsへの貢献を可能にする」と環境配慮をアピールポイントに展開を加速させていく。

容量は16kg。配合比は塗料:水=10:3~10(スプレー塗装の場合)。