トウペは1月下旬、1液焼付形超耐候性ウレタン樹脂塗料「トアメタルウレタンCW/CW-ST」を発売した。140℃×20分の低温硬化性を実現かつふっ素樹脂に次ぐ超耐候性を特長としている。

同品は、従来の焼付形アクリル樹脂塗料と比べて優れた耐候性を有するハルスハイブリッド形ウレタン樹脂塗料。サンシャインウェザーメーター5,000時間で光沢保持率80%以上の超耐候性を保持し、コストパフォーマンスに優れた製品として販売拡大に期待する。

加えて、1液タイプでエポキシ樹脂塗料とのウェットオンウェット塗装が可能で、ワキ、タレが生じにくいためスプレー塗装及び静電塗装においても良好な作業性を発揮する。

中でも付加価値性を高めているのが低温化の実現。低温乖離ブロックイソシアネートの採用により、140℃×20分の乾燥硬化を可能にし、省エネにも寄与。「1液ウレタン焼付の分野で競合品を凌駕する耐候性を実現した。更に低吸湿性モノマーの採用により水の浸入を防ぎ、長期耐久性も保持した」(担当者)とアピールする。

標準塗装仕様は、「同CW」「同CW-ST」ともに1~2回塗り仕上げ。塗布量は120~180g/㎡。希釈率は20~30%。焼付条件は「同CW」が170℃×20分、「同CW-ST」が140℃×20分。

色(原色)はホワイト、クリヤーなど全11色。容量は原色16㎏、調色品は16㎏、4㎏。艶は各色とも全艶~3分艶。第四類第2石油類、第2種有機溶剤。