関西ペイントの社内外イベントで「KP女子ペイントチーム」の活躍が目立ってきた。5月10日と11日には鹿沼事業所の入口ロビーをKP女子ペイントのリーダーである中原むつ美さんが中心になって従業員で塗り替えを楽しんだ。

2015年にDIYペイントサークルとして発足したKP女子ペイントチームは女性社員5名がコアメンバー。これまで大阪府とコラボレーションした塗装イベントや社屋内装のDIYで先頭に立って塗装作業を行うなど活動を続けている。塗料メーカーであっても現場の塗装作業経験者が少ない中でKP女子ペイントチームの役割は大きい。

今回の塗り替えイベントは、関西ペイント100周年の一環として鹿沼事業所で企画したもの。製造技術グループの佐竹俊之係長は「鹿沼事業所の周年イベントを考えていたときに社内報で知っていたKP女子ペイントチームを思いついて、以前から交流があった中原さんがリーダーということもあってすぐに連絡を取った」ことで話はトントン拍子で進んだ。

当日は同事業所で働く女性7名、男性5名が参加したが、全員が塗装は初めての体験。中原さんが養生作業やローラー・刷毛のスムーズな使い方、塗りにくい箇所などの塗り方を的確にアドバイスして段取り良く進めていた。

初めて塗装を体験した参加者は一様に塗装を楽しんでいる様子がうかがえた。その楽しさは塗装することで生まれるコミュニケーションとも言える。同じ事務所でも部署が違えば交流する機会は極端に少ない。塗装によってコミュニケーションが生まれて楽しさにつながっている。

中原さんは「いつの間にかリーダーになってました」と笑うが、「イベント好きなので楽しくやっています。塗っている最中は集中して無心になれますし、色が変わる様子も面白いですね。本業の事務職を疎かにしないことが基本ですが、出張したりリフレッシュにもなるし違う部署や地区の人と交流できるのでこれからも活動を続けたい」と意気込み、「でもメンバーはもっと増えてほしい」と笑顔で語った。