「10年経ちましたよ」。13日に横浜で開催された工塗連全国大会の懇親会の場で、関西工業塗装協同組合の原谷隆清理事長に声をかけられた▲振り返ると10年前、当時は関西工業塗装協同組合にはジュニア会がなく、次の世代にあたる若手の交流はほとんどない状態だった。そこで、小紙が企画し、他地区のジュニア会メンバーを集めて座談会を大阪で行った。大阪からの参加は小紙が声をかけた原谷さんをはじめ3人だった▲座談会、そしてその後の懇親会で時間を過ごすと、同業の同世代、経営に関わる思いや悩みは皆に共通しているため、親睦は一気に深まっていった▲大阪の3人も座談会の日がそれぞれ初対面だったという。すぐにジュニア会にあたる関西塗装研究会が発足し、原谷さんが初代会長に就任した▲原谷さんらの尽力があり、その後はメンバーも増え、関西がホストになり全国ジュニア大会を開催するまでに成長していった。今ではジュニア会から"親会"に進む流れが生まれている。原谷さんは親会の理事長になっており、ジュニア会には2世代目にあたるメンバーも入ってきている▲そんな"関西成長物語"の幕開きに関われたことは喜ばしい限りだ。10年の私事の成長は一旦考えず、関西メンバーをはじめとした方々と宴席を楽しむ横浜の地であった(T)