ぼーっと焚火を眺めながらグラスを傾け、見上げると満天の星空。少し冷えるけど、この寒さも冬キャンならではの醍醐味と満足げだ▲先日、防食塗料メーカーのジャパンカーボラインに取材で伺ったとき、「この週末に、ソロキャンプをしてきたんですよ」と同社の猿渡晋吾社長。興味深い話題にこちらのスイッチも入り、取材前の雑談の方が盛り上がるという、なんとも楽しい取材であった▲一緒に出かけていた息子さんも社会人になり、しばらく足が遠のいていたが、「年を重ねたなりの楽しみ方もあるかも」と思い立ち、久しぶりに出かけてみたそうだ。ソロキャンプである。しかも冬である。「テントに霜が降りるのが嫌だから、その上にタープを張りました」と、1人では手強いタープ張りをサラリと話す猿渡さん。手練れと見た▲娘たちがまだ小さかった頃、当方もよくキャンプに出かけた。でもそれも中学生くらいまで。大きくなるにつれ女子とオヤジの間には微妙な空気が流れ、キャンプの話題も出なくなった。男親の悲哀である▲が、猿渡さんの話を聞いて一気にキャンプ熱がぶり返してきた。いいぞ、冬のソロキャン。まずはソロ用のテントを買って、防寒のシュラフを買って、暖房器具用の発電機もいるな...?いかん、もう"道具沼"にはまっている(K)