中国塗料は外航船用加水分解型低燃費防汚塗料「SEAFLO NEO M1 PLUS」を7月より発売する。新造船の平底部並びに修繕船の船底部向けに展開する。

同品は幅広く使用されている防汚剤の亜酸化銅に加え、同社の特許技術を用いた新規防汚剤selektope(一般名:メデトミジン)を併用しており、抜群の耐フジツボ性を有している。

そのため海水温度の高いエリアでの長期停泊や、新造船艤装期間の静置環境における汚損対策に適している。

特に船底部のフジツボ汚損は船舶の燃費やCO2 排出量に多大な影響を与える要因の1つになっており、耐フジツボ性に優れた同品により汚損回避が大きく期待できる。

更に「SEAFLO NEOシリーズ」として超平滑表面を有しており、就航中においての水流摩擦抵抗を低減することで燃費の抑制にも貢献する。

塗料のVOCは現行の「SEALO NEO FLAT Z」と比較し、約15%少ない低VOC 製品であり、環境対策として徐々に現行製品から置き換えていく予定。3 年後の2024 年の年間販売目標は5 億円を見込んでいる。