関西ペイント販売は2月3日から2日間、パシフィコ横浜で開催された震災対策技術展に出展。抗ウイルス製品の統合ブランド「ANTI VIRUS TECHNOLOGY(アンチウイルステクノロジー)」製品を紹介した。

同社では、「接触感染対策テープ」や「抗ウイルス〈置くだけ〉マット」など、漆喰塗料「アレスシックイ」をコーティングした抗ウイルス製品の拡販に注力している。

ブースでは表面にアレスシックイをコーティングした段ボール製の簡易ベッドや簡易トイレを紹介。災害時の避難生活で懸念される感染症リスクの軽減を目的に開発した。約30秒で組み立てられる他、梱包をコンパクトにし、平時の場所を取らないよう工夫。有事の際にすぐ使え、少しでも安全に使用できるものを使いたいという需要に応える。段ボール製で焼却処分でき、避難生活後の感染リスクも遮断できる。

「これまで展示会などで紹介することで徐々に認知されてきている製品。地震や台風など災害への懸念が高まっており、自治体や介護施設、病院などの備蓄品として問い合わせが徐々に増えている」(担当者)と現状を説明する。

同社では今後、非常用のビニールトイレやトイレットペーパーとのセット販売も見据え、企業などのBCP対策製品としてプッシュしていく考え。