中国塗料は、最新の亜鉛アクリル樹脂技術を用いた内航船用船底防汚塗料「シープレミア1000 PLUS Z」を5月に発売した。

船舶用塗料のリーディングカンパニーである同社が独自の亜鉛アクリル樹脂技術により開発した「シープレミア1000シリーズ」は、内航船向け主力商品として多くの新造船及び修繕船に採用されている。

2016年に低摩擦機能と防汚剤「selektope」による優れた耐フジツボ性を併せ持つ外航船向けのプレミアム防汚塗料「SEAFLO NEO CF PREMIUM」を上市し、優れた防汚性能と燃費低減効果は多くの顧客から高い評価を得ている。

今回上市する「シープレミア1000 PLUS Z」は新世代の亜鉛アクリル樹脂技術とselektopeを組み合わせた内航船向け亜酸化銅フリー船底防汚塗料となっている。

これまでの製品以上にスムーズで均一な加水分解機能を発揮する特長を有し、長期間にわたり超平滑塗膜と優れた防汚性能を維持する。

主な特長は①平滑な塗膜により水流摩擦抵抗を低減し、低燃費化に寄与②革新的防汚剤技術により優れた耐フジツボ性を発揮③優れた表面研磨作用を示し長期間安定した防汚効果を発揮④亜酸化銅入りタイプに比べて変色が起きにくく、鮮明な色相を維持する。

同社は「内航船の運航において防汚性能を持続的に発揮できる設計となっており、船舶の燃料消費量削減、ひいてはCO2排出量削減や環境負荷低減が期待できる」として提案を推進していく。