建築汎用分野の製販装から構成される愛知昭和会(乃一剛英会長)は11月15日と16日の2日間、"いい色の日"に関連して塗装ボランティアを実施。今回は名古屋城のふもとにある名城公園の柵や時計台の塗装を近隣の幼稚園児と一緒に行った。

来年設立50周年を迎える愛知昭和会では、名城公園内にて記念式典を計画していることから、式典挙行前に公園前の柵及び時計台の劣化箇所の塗装ボランティアを企画した。

合わせて、「次世代の塗装業を考えたときに塗装に関わってもらえる機会を作りたい」(乃一会長)との思いから、近くにある西城幼稚園に声をかけたところ、「名城公園はさまざまなイベントで使っていますし、子供たちがいつも遊んでいる場所なのでぜひ参加させてもらいたいと思いました。絵具を使うことはありますが、塗装はなかなか体験できないので、子供たちも楽しみにしていました」(幼稚園の先生)として、30名の園児とその保護者が参加した。

乃一会長は「塗装はきれいになるし、皆から感謝される仕事。体験していただき将来塗装が職業選択の1つになってもらいたいと思いを込めながら、一緒に頑張りたいと思います」と参加者を前にあいさつした。

初日に清掃や下地処理、下塗りを済ませて、2日目に園児たちと一緒に上塗り作業を開始。刷毛やローラーの使い方を伝えた後で、会員が付き添いで丁寧に教えながら塗装を行った。熱心にローラーや刷毛を扱う園児たちからは「チョコレートみたいな色」「下も塗るの」「僕も早くやりたい」といった声が聞こえた。