NEXCO西日本は8月下旬、平成29年度末開通予定の新名神高速道路(高槻~神戸間)に設置する宝塚北サービスエリア内で地域の小学生とともに壁画ワークショップを開催した。

アート装飾を手がける織絵(社長・作山雄彦氏)がアート制作を企画し、フォーアーツデザイン(社長・ヨザン弥江子氏)が壁画デザインの下書きと塗装指導を担当した。塗料は関西ペイントの水性インテリアペイント「PXI's」が採用された。

夏休み最後の日曜日となったこの日参加したのは、宝塚市立西谷小学校の児童約60名。NEXCO西日本が地域に親しまれるサービスエリアを目指して宝塚市及び西谷小学校に参加を依頼した。西谷小学校の田川隆司校長は「思い出づくりになると思い決めました」と、校内で参加者を募集、全校の7割にあたる児童が壁画制作と工事中のサービスエリア内の見学会を体験した。

壁画を行ったのは、赤ちゃんのオムツ交換などが行えるファミリースペースの内壁。事前に市内にある植物や動物を壁に描き、子供たちは各々で選んだカラーで色塗りを楽しんだ。

「ペイントや色に触れることは子供たちの成長にとっても大切です。こうした体験を通じて、ペイントが広まっていくことを期待しています」とヨザンさん。時間ぎりぎりまで黙々と色塗りに集中する子供たちの姿が目立った。

開通後は一般道路からもサービスエリアに入ることができるという。