東京商工会議所が主催する「カラーコーディネーター検定試験」は、2020年6月に全面改訂を行う。

従来の1級から3級までの3段階の称号から新たに色の表現方法など基礎知識を理解していることを判定する「スタンダードクラス」と、色の基礎知識をもとにさまざまな場面で必要とされる知識・技能を発揮できることを判定する「アドバンスクラス」の2クラスを展開する。

各クラスの受験資格に制限はなく、アドバンスクラスからの受験や併願受験も可能。試験日は2020年6月と12月に実施予定で、受験料はスタンダード5,000円(税抜)、アドバンス7,000円(税抜)。出題方式はすべてマークシート方式による選択問題で、制限時間は2時間。両クラスとも100点満点中70点以上で合格となる。

新内容のテキストは2019年11月頃に発刊予定。理論に加えてビジネスや生活上で色が活用されている事例を幅広く掲載し、図や写真でビジュアル化するなど、より学びやすい内容となる。

試験内容の変更後も従来の試験合格の称号は使用可能としている。なお従来の検定と新クラスとは出題範囲が異なるため、他級の合格者がスタンダードクラス及びアドバンスクラスを名乗ることはできない。

試験の対策講座や色彩に関わるセミナーの講師を務める指導者を認定する「講師認定制度」も、2019年1月をもって2級及び3級の認定講師養成講座と認定更新講座は終了している。認定講師の資格は認定書の記載通りの期間中認められる。

なお、新テキストの購入方法は東京商工会議所のホームページ及び電話から申込可能(送料は購入者が別途負担)。また全国の主要書店で購入できる。テキスト代は7月時点で未定。