大同塗料は7月から水性厚膜型エポキシ樹脂系塗床材「ユカクリート 床ひらり」を発売する。

同品は、水性タイプでありながら1mm以上の厚膜仕上げが得られるのが最大の特長。厚膜エポキシの耐衝撃性を確保しつつ、水性の課題だった艶引けや乾燥性などの技術的課題をクリアし、硬質で高光沢な仕上げを実現した。

毒劇物フリー、特定化学物質フリーに対応した他、アクリル、エポキシの旧塗膜にも適応。硬化剤は「標準型」「夏型」の2タイプの他、専用希釈剤も揃えた。

施工は、未塗装コンクリートの場合、「床ひらり下塗用」と同品の2工程。下地が悪い場合は、プライマー含む3工程。旧塗膜の塗り替えは、上塗り1工程仕上げ。

軽歩行可能時間は10℃・16時間(標準型)、20℃・14時間(標準型)、30℃・16時間(夏型)。荷姿は、上塗り、下塗りとも主剤5kg、硬化剤2.5kg。標準色は3色。ホルムアルデヒド放散等級F☆☆☆☆を取得。

近年、特化則や有機則など塗り床における環境対応ニーズが高まっており、同社としては目地切りを要する水性硬質ウレタンにない汎用性を武器に拡販を狙っていく考え。環境対応及び塗膜物性が求められる薬品工場、精密機械工場、食品工場、給食センターなどでの採用を目指す。