アトミクスのコンク水性2液ウレタン樹脂塗料「フロアトップアクア フォルティス」が好調に売上を伸ばしている。新型コロナウイルスやそれに伴う緊急事態宣言の影響で、専門施工業者の必要な改修が中止や延期を余儀なくされる中、工場従業員が自ら施工するセルフメンテナンスの需要を取り込んでいる。

同品はプライマーなしでも広範囲の旧塗膜に塗装できる優れた密着性、塗装後1時間(23℃・湿度50%)で歩行開放可能な速乾性が最大の特長。従来の水性塗料に比べ3倍の耐摩耗性を持つ水性塗床塗料。

更に電動撹拌機がなくても攪拌できる簡便性がセルフメンテナンスを行う工場で支持を集めている。「施工手順を間違えなければ失敗は少ないため、多くの床のセルフメンテナンスに選ばれている」と現状を分析する(営業担当)。同社ではアスファルト面への塗装を可能にするなど、フォルティスの製品性能を更に強化していくことで、改修床市場の要求に応えていく。

その他、1液アクリル樹脂塗料「フロアトップ#5000」もセルフメンテ需要を受け好調に推移。1液のため初心者でも簡単に塗装ができる他、乾燥性に優れるため約2時間(23℃・湿度50%)で歩行開放ができる。調色にも対応しており、顧客の多様な色のオーダーに応えている。

同社では、現在従来品のリニューアルを推進している。今後も顧客が納得する製品を追求することで存在感を高めていく。