BASFジャパンと菊水化学工業は、建築用塗料の性能を訴求する共同ブランディング事業を開始した。

この取り組みは、菊水化学工業が製造販売する高耐候性アクリルシリコン樹脂塗料 「水系ファインコートシリコン」を通じ、建物の外観の耐久性と美観維持に寄与する建築用塗料の重要性を訴求していくもの。同品は紫外線による経年劣化を防ぐBASFの光安定剤「Tinuvin(チヌビン)」を配合した専用樹脂を採用。有害な紫外線から塗膜を保護し、光沢低下、ひび割れ、チョーキング などの塗膜劣化を最小限に抑える。

今後、BASFのロゴと光安定剤「Tinuvin」の使用を示した同品の製品パッケージやパンフレットを展開していく。また、パッケージには「Tinuvin」のメカニズムを紹介したウェブサイトのQRコードを表示し、ユーザーへ訴求していく。

塗料製品に原材料の固有の製品名を表示していくのはこれまでになかったケース。光安定剤に注視してもらい、その役割や性能向上への効果、世界的な化学メーカーBASFの製品であることなどで塗装ユーザーや最終的には施主への信頼の根拠にしたい狙いがある。