自宅の外観の色替えイメージをiPhoneで手軽に楽しめるようになる。カラーシミュレーションシステムの開発企業インターローカス(横浜市、社長・篠田淳一氏)は今月iPhone向けの無料アプリ「i-COLORexpress for iPhone」をリリースする。最も普及しているスマートフォンで操作できることでカラーシミュレーションへの親近感と存在感を高め、塗装リフォームの付加価値化に貢献するのが狙いだ。

同社は主力製品のカラーシミュレーションシステム「COLORexpress」のVer.9を9月9日付でリリースする。最大の特徴はシステム上で作成したカラーシミュレーションプランをメールでiPhoneに送信、iPhone上でも色替えできる機能を備えたこと。発売に先立ってiPhone向けの無料専用アプリを先行リリースするもの。

使い方としては、例えば塗装業者などが商談中の物件のカラーシミュレーションプランをシステム本体の「COLORexpress」で作成して施主のiPhoneにメールで送信。施主はそのデータを元に自由に色替えして納得いくまでカラーシミュレーションできる。手持ちのiPhoneで行えるので手軽で、家族でカラーシミュレーションを楽しむシーンの演出にも役立つ。

また、多台数に対応する同社のサービス「RAINBOW」を利用すれば、例えば大規模修繕で各戸にカラーシミュレーションを楽しんでもらうなどの使い方も可能だ。施主参加型にすることによって塗装工事への印象を変え、工事の付加価値化も期待できる。

なお、自宅の外観写真をもとにしたシミュレーションは新バージョンの発売後になるが、アプリ内にはサンプルプランが用意されており、カラーシミュレーションの世界を体験できるようになっている。