関西ペイントは建築塗装分野における付加価値戦略として無機系塗料の拡充を推し進めていく。従来、マンションなど大規模修繕向けをメインとして、無機有機ハイブリッド技術を活用した超耐候性塗料を訴求してきた。その中で近年ではマンションだけでなく戸建住宅においても高耐久・高耐候性ニーズが高まってきているとの見方を示し、住宅向けに最適化した新たな無機系塗料の開発に着手し、製品化を実現した。
今春より発売を開始したのが、新ブランド「ラグゼMUKI」シリーズ。外壁用、屋根用、屋根遮熱用として各種製品をラインアップしている。「ラグゼMUKI」は無機有機ハイブリッド塗料でありながら、高耐候性とコストパフォーマンスを両立したより汎用的な"MUKI"と位置づけて展開していく戦略だ。
外壁用としては、水性1液超高耐候性無機有機ハイブリッド塗料「ラグゼMUKIトップ」と弱溶剤形2液超高耐候性無機有機ハイブリッド塗料「ラグゼMUKIトップマイルド」を販売する。紫外線劣化に耐えるラジカル制御技術を駆使しており、同社ではふっ素樹脂塗料を超える最高グレードとして戸建住宅向けをメインに展開している。
また、阪神タイガースとコラボした「ラグゼMUKIトップ阪神VER」を関西地区限定でキャンペーン販売を実施(7月31日まで)し、「ラグゼMUKI」シリーズの認知度向上とともに新規ユーザー獲得を狙う。今後、「ラグゼMUKI」シリーズの拡充を予定しており、ラグゼMUKIブランドの構築を図っていく。
HOME建築物 / インフラ住宅向け、新ブランド「ラグゼMUKI」注力