アトミクスはコンクリート床用途として簡易補修キット「リペアキッド補修小僧」を発売した。工場や倉庫などで従業員が自ら補修するセルフメンテナンスの需要に対応していく。

工場や倉庫、店舗の床に多く使用されているコンクリートは、ひび割れや欠損などが生じるとつまずきや転倒の原因となる。更に食品工場などでは、欠損部に汚れが堆積することでカビや菌の繁殖を引き起こし、衛生面の問題も発生するため、早期に補修することが求められる。

同社の「リペアキッド補修小僧」は、補修に必要な材料である主剤、硬化剤、骨材、硬化促進剤と、施工のための金ゴテをセットにしたもの。骨材の入ったポリ容器に主剤、硬化剤、硬化促進剤を投入し振って混ぜるだけで材料が完成する。同封した金ゴテを使って材料を欠損部分に入れ、均一にならすだけで簡単に欠損が直せる。硬化後は重量物の走行も可能な高度を持つ。水性タイプのため低臭で、消防法上の非危険物に該当する。

補修面積は、1セット当たり10mm程度の深さで10cm四方を5カ所、6mm程度の深さなら30cm四方を1カ所補修できる。荷 姿は主剤:100g(アルミパウチ)、硬化剤:100g(アルミパウチ)、骨材:900g(ポリ容器)、硬化促進剤:4g(タレ瓶)/各2セット、金ゴテ1丁。色はグリーンとグレーの2色。