装飾塗装会社のフォーアーツデザイン(本社・東京都江戸川区、社長・栗又弥江子氏)は11月29日から12月3日までの5日間、下田通商本社ビルでデザインペイントギャラリー「Painterたちの手仕事展」を開催した。イベントには演出照明会社のハートスが協賛し、ペイントとライティングがもたらす空間デザインを紹介した。

同社がペイントギャラリーを開催するのは、今年7月に開催した「DESIGN PAINT CAFE」に続き2回目。1回目は設計会社やデザイナーなど同社の関係先に限定した招待制だったが、フリーの今回は塗料メーカーや塗装会社など多くの業界関係者が来場した。

ギャラリーを通じて同社が訴求するのは、ペイントが持つデザインの可能性。「商業施設など大きな物件を施工するには独自のノウハウを要しますが、ワンポイントでも塗装の表現によって空間のイメージが変わることを知ってもらいたい」(栗又氏)と説明。関係者の理解を得ることで、デザインペイントの認知向上を図りたいとしている。

今回の展示では前回の出展作品に加え、フロアーペインティングや鏡の他、ブリキ板、面材、アイアンフレームに施したデザインペイントを紹介。1日には塗装デモンストレーションデーとして木目ペイントを披露。来場した同業の塗装職人も体験に参加し、簡易な技法で表現できる塗装の可能性に強い関心を示していた。