大日本塗料は12月5日、遮熱塗料シリーズ「エコクールシリーズ」の商品体系を再構築し、商品デザインを刷新するなどリニューアルを行った。

2018年の夏の猛暑は、都心部でも歴代最高温度を更新する40℃超を記録するなど、深刻な社会問題となった。遮熱塗料は地球温暖化への有効な対策として市場から評価されているものの、近年の遮熱塗料市場は横ばい基調で推移しているという。

同社は遮熱塗料の有用性を分かりやすく訴求するため、従来の「エコクールシリーズ」の商品体系を再構築し、弱溶剤形の商品名を「エコクールマイルド」から「エコクールスマイル」に変更しリニューアル。併せて、オリジナルキャラクター「ひえティ」(写真)を用いた専用容器を使用することで顧客に涼感を提供し、遮熱塗料の更なる市場浸透に努めていく。

エコクールを塗装することで、被塗物の表面温度の上昇を抑制し、消費電力の削減など省エネルギー効果が期待できる。また無機系素材から一般金属面まで幅広い下地に対応し、セラミック配合により低汚染性にも優れる。カーボン・オフセット対応により、CO2排出量の削減にも貢献する。