大日本塗料は戸建てや集合住宅の外装塗り替え塗料「EXTRAシリーズ」に、ふっ素樹脂弱溶剤形塗料「EXTRA スマイルフッソ」を追加発売した。現場作業性に優れ、劣化素材に対して安定した付着性を実現した。

同品は、一般のアクリルシリコン塗料と比較し2倍の長期耐久性を持つ。特殊な粒子配列により、従来のふっ素樹脂塗料以上の光沢保持率を実現し、低汚染性や防カビ、防藻性にも優れる。塗り替え周期も15年から20年と建物の長期的な美観保持に寄与する。

下塗りに「マイティー万能エポシーラー」を用いることで、高耐候性コーティングを施した基材の他、アルミニウムやステンレス、ガルバリウム鋼板、FRPなど各種基材に適用可。

住宅の外装に多用されている窯業系サイディングボードの耐久性が大幅に向上し、塗料にも塗り替え周期の長期化が求められている。このため同社は長期耐久性を備えたふっ素樹脂水性塗料「EXTRA アクアフッソ」を昨年5月より展開、採用件数を伸ばしている。

今回、弱溶剤形の同品を追加することで、壁面は水性、屋根は弱溶剤形を用いるなど、部位や基材によって塗料を使い分けることが可能となった。

今後、同社は外装建材の塗り替え市場におけるふっ素樹脂塗料のスタンダード化や、塗り替え周期20年が標準となる時代の創出を目指し、ハウスメーカーを中心に同品の優位性を訴求する。