トヨコー(本社・静岡県富士市、代表取締役社長・豊澤一晃氏及び茂見憲治郎氏)が取り組む「レーザーによる表面処理技術を活用した素地調整方法に関する研究開発」が国立研究開発法人土木研究所の革新的社会資本整備研究開発推進事業に採択された。

これにより、レーザーを利用して橋梁など鋼構造物の錆や塗装、汚れを除去する工法の研究開発を土木研究所と共同で行う。

この事業は、「国土強靱化や戦略的な維持管理、生産性向上等に資するインフラに関する革新的な産・学の研究開発を支援し、公共事業等での活用を推進するための委託研究制度」として創設された。研究開発には最大5億円の委託額が支出され、その研究成果は技術基準や設計仕様などへ反映され公共事業での活用が図られる。

トヨコーが開発したレーザー工法「CoolLaser(クーレーザー)」は表面上の一点に集光された高い強度のレーザービームを高速回転させながら円状に走査(スキャン)させ、表面にある塗膜や錆を瞬間的に溶融、蒸散、熱破砕により除去する工法。