鋼構造物の錆や塗膜をレーザーで除去する「CoolLaser」の製造・販売を行うトヨコー(本社:静岡県富士市、代表取締役CEO・豊澤一晃氏)は新たに4社を株主に加えた。各社からの出資総額は3.2億円、資本による累計資金調達額は12.9億円となった。

新たに株主となったのは、太平電業、Sony Innovation Fund、静岡キャピタル9号投資事業有限責任組合、NCBベンチャー投資事業有限責任組合の4社。

太平電業は発電所のプラント新設やメンテナンスにおける大手工事会社。同社取締役常務執行役員の日下慎也氏は「当社は主に発電設備の建設・メンテナンス工事を通し、重要なインフラである電力の安定供給に資することで持続可能な社会の実現を目指しております。トヨコーが開発したCoolLaserは、メンテナンス工事における生産性向上に高い効果があると考えています。今回の出資を機にトヨコーとの連携を強め、共にプラント補修工事の分野において更なる成長を目指して参ります」と述べた。

また、静岡銀行が80%、静岡キャピタルが20%を出資するファンドの静岡キャピタル9号投資事業有限責任組合は、今後の量産化を見据え静岡県発で世界に挑むトヨコーをより強固に後押しする。