無機変性の遮熱塗料「ダイヤスーパーセランマイルドIR」が順調に販売を伸ばしている。これまでの住宅塗装リフォームの需要に加え、工場関係での実績が増えてきたことが販売を後押ししている。

「ダイヤスーパーセランマイルドIR」は超耐候・超低汚染といった有機・無機のハイブリッド効果を生かしつつ遮熱機能を実現、塗り替え周期の延長と省エネを高いレベルで両立しているのが特長だ。

トタン面にグレー色同士を塗布した遮熱性能の比較では、非塗布面に比べて表面温度で-5.6℃、裏面温度で-7.4℃、空間温度で-3.0℃の高い遮熱性能を実証。遮熱性能の高さに加え、その効果を長期に持続させるのが同品ならではのセールスポイント。

工場など企業物件では省エネ、節電、労働環境の改善など遮熱塗料の効果にシビアな目が向けられる。しかも効果の持続性といった長期的な観点での評価も厳しい。

遮熱塗料は塗膜表面に汚れが付着すると日射反射率が低下し性能がダウンする。同品はこの点に関して、無機変性由来の塗膜の強靭性と超低汚染性が貢献、遮熱性能が長期に持続する根拠となっている。

「遮熱塗料の需要が一巡する中で、ユーザーの製品の選別が明確になってきた。企業営繕の塗装会社様などが性能本位で選んでくれており、企業物件で伸長している」(担当者)とし、活動を強化する。