関西ペイントは4月19日、バージョンアップした自動車補修用オール水性システム「レタンWBエコ EVシステム3.0」の本格販売を開始した。

同システムは、プラサフ、ベースコート、クリヤー、硬化剤などすべてにおいて有機溶剤中毒予防規則の非該当化(有規則対象物質5%以下)を達成した製品シリーズ。加えて「EVシステム3.0」では、水性塗料の耐スリ傷性クリヤー、水性プラスチックプライマーをラインアップした他、艶消し仕様への対応も可能になり、補修範囲が格段に広がった。

同社では本格販売前に5カ月間の試験販売を実施。モニター実施先からの使用感に関する意見をもとに、改善を加えた。

その結果、「溶剤塗料と変わらない使い心地」「現行品と比較し使いやすさが大きく向上した」など高評価を得たことから本格販売に踏み切った。

「EV システム3.0」の導入推進を通じ、自動車補修現場におけるQOL(生命の質・生活の質)の向上に向け、「人」「環境」「会社」にやさしいサステナブルなボディーショップの実現に貢献していく。