大日本塗料は工業製品向けの焼付用抗ウイルス塗料「アンチヴァイラルクリヤーZ」の販売開始した。

同品は可視光応答形光触媒を活用しており、蛍光灯やLED照明など室内照明にも反応する。抗ウイルス機能は、塗膜表面に付着したウイルスを4時間で99.9％抑制する。

クリヤー塗料のため、被塗物の意匠性を生かして抗ウイルス機能を付与 することができる。

同品はポリウレタン樹脂系で焼付温度は130℃と一般的な焼付塗料の焼付温度150℃～180℃に比べて低温に設計。作業性では、メラミン樹脂系焼付塗料や低温焼付形アクリル樹脂塗料と一緒に焼付が可能となる。

ラインアップは「アンチヴァイラルクリヤーZ（ハイグロス）」が艶有り、4kg、「アンチヴァイラルクリヤーZ（ローグロス）」が3分艶、4kgとなっている。

屋内の建築資材や鋼製家具、医療機器、金属製品など人の手が触れる機会が多い工業製品のウイルス対策に展開していく。