塗料販売店の三王(本社・東京都足立区、代表取締役・高橋大氏)は"塗装機械大集合"と銘打ち、9月に「CONAFES(コナフェス)2017」を開催する。高橋社長は「ユーザー目線を重視して販売店としての"売り"を強調する」と意気込む。

初開催の2年前は創立50周年イベントであったことから、事業紹介やセミナー開催、各種商品の展示、また粉体塗料メーカーでもある同社の工場見学など全般的な内容であった。

一転して、今回は販売店としてのカラーを強調し塗装機器をクローズアップした内容にする。展示の仕方にも工夫を凝らし、一般的なメーカーごとの展示ではなくカテゴリー別に塗装機器を紹介する。

エアースプレーガン、エアーミックスガン、静電ガン、塗料供給機器、エアー供給機器などに分けて各メーカーの塗装機器を一同に並べることで、それぞれの特徴や違いを明確化する。

商品を説明するのは同社の営業マン。メーカー任せにするのではなく、販売店の視点で紹介する。当日は塗装機器の分解組み立て実演も行うが、メンテナンスの仕方も同社が説明する。「5月からメーカー担当者を招いて社内勉強会を繰り返してきた。若手や中堅社員が塗装機器を熟知する機会になり提案力が身についてきた」と人材育成にもつながっている。

コナフェス2017は9月9日(土)と10日(日)の2日間、同社粉体事業所(草加市)で開催。事前登録制。Tシャツのシルク印刷体験や粉体塗装ワークショップなど体験イベントも行う。