オートサプライヤーのマルサン塗料(本社・札幌市)は研修センターをリニューアルし、最新プッシュプルブースを導入した。BP工場での水性シフトに対応したサービス拡充の一環。「水性ベースコートへの関心は高まってきている。自前の研修センターを持つ強みを発揮していきたい」(濱伸一社長)。

研修センターは同社本社と隣接して設けられ、大型ブースと研修用スペースで構成されている。今回導入したプッシュプルブースはイタリア製の最新バージョン。同社が初の導入事例となる。ブースの最大の特徴は風量能力にある。国内に出回っているブース風量が2万4,000レベルに対し、3万3,000と高く、水性のネックとされる乾燥スピードを速くする効果が見込める。ユーザーの水性導入と生産性の向上に寄与していくことができるとしている。