工業用プライマーを得意とする久保孝ペイントは現場で使いやすい汎用性を持たせた製品を続々と市場投入している。
昨年上市した1液焼付型エポキシ樹脂系超厚膜下塗塗料「Short Timeプラサフ」は時短にこだわって開発した超厚膜が簡単に確保できるプライマーサーフェーサーだ。

垂直面に100μm塗ってもタレやワキが発生しにくいため、塗装不良を手直しする時間を削減する。レベリング性が良好のため研磨で肌を整える時間を削減でき、2液ウレタン塗料の上塗り付着性にも優れる。

溶剤系の各種上塗り塗料が2コート1ベークで塗装が可能となっている。なお、粉体塗料の場合は2コート2ベークとなる。

発売から1年が経過し販売は堅調に推移しており、汎用性と使いやすさから認知度が高まれば大きく伸長するとの見方を示し提案を推進する。

続いて、粉体塗料と相性抜群の高性能万能プライマーとして今年から「ニッシンバインダー140」の販売を開始している。溶剤+粉体の仕様向けに最適な汎用プライマーとして拡販を図っていく。

同品は1液焼付型高分子エポキシ樹脂系プライマーで、素材に起因する焼付乾燥時の発泡(ワキ)を大幅に抑制する。

更に上塗りに粉体塗料を組み合わせたときに、2コート1ベークが可能となる。その場合はセット5分以上で膜厚は20μm以下を推奨している。